お話作りで大切なこと ①導入部

私がお話を作る際に大切にしていること

それは、発想力


お話の設定、キャラクター、どれも発想力がとても必要になる

しかし、その『発想』が上手くできない
それは物語を作る上でよくあること


それは『設定』と『キャラクター』が
しっかり設定できていないから

物語の発想は
『物語の設定、場面』
『キャラクター』
この二つを構成してから成り立つものである


試しにお話を構成してみる

例えば、男の人と女の人がいる
ここに『設定』を加えてみる
男の人は教師、女の人は生徒

『設定』自体はみての通りとても簡単


次に場面。教師と生徒、二人しかいない場面としてあり得る場面は、居残りの授業、部活動の指導、教師の説教などかな

今回は居残りの授業を選択してみる

次に『キャラクター』を作る

男の人は『熱血、真面目』、女の人は『男の人が苦手』

女の生徒に『男の人が苦手』というひねった設定を作ってみた

設定、場面を考慮してこんなキャラクターだったら面白い。そんなことを思ってキャラクターを作れるととても良いと思う

キャラクターを作ることで、追試になんとか合格させたい教師と、男の人が苦手なので集中して授業を受けられない女子生徒

こんな構図が浮かび上がる


さて次に問題の発想力の時間

追試のための授業

どんなことがあるか?

男の人が苦手な女子生徒

どんなことがおきるか?

ここから発想を広げていく
発想力というよりも妄想力

男性が苦手な女子生徒
男性が触ったものを触ることも嫌だろう
そこまで苦手は行き過ぎかも知れないが、そこは妄想力笑


例えば教師の貸してくれる教科書、配られるプリント、すべてに触ることができない


授業ができないじゃん。



これでお話の導入が完成

これでなんで完成したのか、わからないかな
でも試しに今の部分を実際にやりとりにしてみる

A 教師 B 男の人が苦手な女性生徒


A ○○さん?今日の居残りは一人だけ?

B は、はい。

A ○○さん?なんでそんな怯えてるの?

B いいです、大丈夫です…はやくお願いします…

A そ、そう、じゃあプリント渡すね。

B えっ…

A はい。

A 机にプリントを渡す。

B ひっ…!

B 恐怖で席を離れる

A ど、どうしたの!!?

B すみません、プリントが怖かったんです…!

A どういうこと…!?

B 先生の触ったプリントが無理なんです…!気持ち悪い…!

A え、すごい酷いこというね…

B 違います、私男の人が怖いんです…、男の人が触ったものが無理なんです…

A え、だって今までプリントなんてたくさん受け取ってきたでしょ。

B それはたくさんの人に配られたやつなのでギリギリ大丈夫です。そのプリントは先生が私だけのために、たった一枚しかないプリントと考えたら、もう無理なんです!!

A その考え方が気持ち悪い気が…



どうだろう。



設定、場面、キャラクター、これらを構成することで『授業ができないじゃん!』というツッコミが生まれた


この『授業できないじゃん!』
これこそが物語のテーマになった

今回のお話のテーマは

授業を受けさせるためにがんばる教師
そして怯え続ける生徒

となった

後はこのテーマに沿ってお話を考える

そして次に発想


どんな方法があれば授業を受けさせられるか


女性生徒に目隠ししてみる
→いやそうしたら授業自体無理

これは設定としては弱いか。

次に…
男と意識させない→女装とか?
ロングのウィッグを被せてみる、でも気持ち悪いだけ

この設定は使えそう。次にどんな展開にいていくか。

女装すると意外に女性生徒が大丈夫になった!
(絶対無理と思わせての裏切りとか面白いかも)
→偶然みかけた別の教師。。
女装姿で生徒に教えてるやばい奴が!?


このように、こうしたらいいんじゃない!?
の発想からどんどん発想を広げていく。


この『発想』を元にセリフでのやりとりを作っていく。

まとめに入るが 
物語を作る上で導入部とも言えるもの

『物語の設定、場面』

『キャラクター』


この二つがかなり重要になる。

作る順番はどちらが先でも構わない、人によってキャラクターから作るのが得意な人もいると思う

この二つを自分が楽しめるように構築すると、発想がやりやすくなり、お話作りは自分から進んでいく



次回以降、物語の構成について書いていきたいと思う


高坂楓

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高坂かえで

脚本を趣味で作っています。お話作りで大切にしていること。執筆してます。