私がお話を作る際に大切にしていること
それは、発想力
お話の設定、キャラクター、どれも発想力がとても必要になる
しかし、その『発想』が上手くできない
それは物語を作る上でよくあること
それは『設定』と『キャラクター』が
しっかり設定できていないから
物語の発想は
『物語の設定、場面』
『キャラクター』
この二つを構成してから成り立つものである
試しにお話を構成してみる
例えば、男の人と女の人がいる
ここに『設定』を加えてみる
男の人は教師、女の人は生徒
『設定』自体はみての通りとても簡単
次に場面。教師と生徒、二人しかいない場面としてあり得る場面は、居残りの授業、部活動の指導、教師の説教などかな
今回は居残りの授業を選択してみる
次に『キャラクター』を作る
男の人は『熱血、真面目』、女の人は『男の人が苦手』
女の生徒に『男の人が苦手』というひねった設定を作ってみた
設定、場面を考慮してこんなキャラクターだったら面白い。そんなことを思ってキャラクターを作れるととても良いと思う
キャラクターを作ることで、追試になんとか合格させたい教師と、男の人が苦手なので集中して授業を受けられない女子生徒
こんな構図が浮かび上がる
さて次に問題の発想力の時間
追試のための授業
どんなことがあるか?
男の人が苦手な女子生徒
どんなことがおきるか?
ここから発想を広げていく
発想力というよりも妄想力
男性が苦手な女子生徒
男性が触ったものを触ることも嫌だろう
そこまで苦手は行き過ぎかも知れないが、そこは妄想力笑
例えば教師の貸してくれる教科書、配られるプリント、すべてに触ることができない
授業ができないじゃん。
これでお話の導入が完成
これでなんで完成したのか、わからないかな
でも試しに今の部分を実際にやりとりにしてみる
A 教師 B 男の人が苦手な女性生徒
A ○○さん?今日の居残りは一人だけ?
B は、はい。
A ○○さん?なんでそんな怯えてるの?
B いいです、大丈夫です…はやくお願いします…
A そ、そう、じゃあプリント渡すね。
B えっ…
A はい。
A 机にプリントを渡す。
B ひっ…!
B 恐怖で席を離れる
A ど、どうしたの!!?
B すみません、プリントが怖かったんです…!
A どういうこと…!?
B 先生の触ったプリントが無理なんです…!気持ち悪い…!
A え、すごい酷いこというね…
B 違います、私男の人が怖いんです…、男の人が触ったものが無理なんです…
A え、だって今までプリントなんてたくさん受け取ってきたでしょ。
B それはたくさんの人に配られたやつなのでギリギリ大丈夫です。そのプリントは先生が私だけのために、たった一枚しかないプリントと考えたら、もう無理なんです!!
A その考え方が気持ち悪い気が…
どうだろう。
設定、場面、キャラクター、これらを構成することで『授業ができないじゃん!』というツッコミが生まれた
この『授業できないじゃん!』
これこそが物語のテーマになった
今回のお話のテーマは
授業を受けさせるためにがんばる教師
そして怯え続ける生徒
となった
後はこのテーマに沿ってお話を考える
そして次に発想
どんな方法があれば授業を受けさせられるか
女性生徒に目隠ししてみる
→いやそうしたら授業自体無理
↓
これは設定としては弱いか。
次に…
男と意識させない→女装とか?
ロングのウィッグを被せてみる、でも気持ち悪いだけ
↓
この設定は使えそう。次にどんな展開にいていくか。
女装すると意外に女性生徒が大丈夫になった!
(絶対無理と思わせての裏切りとか面白いかも)
→偶然みかけた別の教師。。
女装姿で生徒に教えてるやばい奴が!?
このように、こうしたらいいんじゃない!?
の発想からどんどん発想を広げていく。
この『発想』を元にセリフでのやりとりを作っていく。
まとめに入るが
物語を作る上で導入部とも言えるもの
『物語の設定、場面』
『キャラクター』
この二つがかなり重要になる。
作る順番はどちらが先でも構わない、人によってキャラクターから作るのが得意な人もいると思う
この二つを自分が楽しめるように構築すると、発想がやりやすくなり、お話作りは自分から進んでいく
次回以降、物語の構成について書いていきたいと思う
高坂楓
高坂かえで
脚本を趣味で作っています。お話作りで大切にしていること。執筆してます。
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